染色工場視察
先日大阪で新柄の展示会がございました。当社ではオリジナルデザインの生地もございますのでその確認と、折角関西まで来ましたので京都の染色工場視察にも行ってまいりました。
生機(きばた)



工場に入荷した生機です。入荷したばかりの生機はごわごわしていて糊の付いた状態です。
1つの袋に100mくらいの生機が10本程入っており、それを加工しやすいようにつなぎ合わせて



生地の表面の毛羽を焼きます。次に経糸に付いている糊剤の除去、不純物の除去を行います。シルケット加工を行いねじれたリボン状の扁平な糸が棒状の丸断面に変化します。それにより、光沢感、染色性が向上いたします。縦横に引っ張り寸法を安定化させます。これで染色までの下準備は完了です。
染色工程



色糊を作成します。数値化された量を機械で作っていきます。続いてオートスクリーン捺染機でデザイン通りに1カラーごと捺染していきます。最大で16色まで可能です。
102℃の温風で染料させます。
仕上げ工程



水洗いをしてから、仕上げ加工に移ります。風合いを良くしたり抗菌防臭等の加工を行います。
最後に人の目で汚れや色飛びがないかをチェックします。