物を大切にするという意味

「まだ使える」「いつか使うだろう」「もったいない」こういう気持ちは誰にでもあると思います。特に、部屋の片づけをするときなど、物を減らして整理するつもりだったのに、結局何も捨てられず片付かなかった。という経験のある方少なくないと思います。
でも、「物を大切にする」と言う事は、ただ持っているだけでも、ボロボロの物をボロボロな状態で使い続けることでも、見えないところにしまい込んでおくことでもありません。

「物を大切にする」とは、物を丁寧に扱い、愛着を持って、手入れしながら使うことです。

「物持ちがいい」というのは、手入れししながら良い状態のままで使い続けていることです。
綿の布団はかつて非常に高価だったそうです。そのため綿の布団は古くなったからと言って決して捨てられる事はなく、打ち直しによる再生が行われ、長く大切に使われました。
こういった意味では綿布団の打ち直しはリサイクル&エコの先駆けと言えるかも知れません。

どれくらいゴミを減る

羽毛布団打ち直しは側生地から羽毛を取出し、洗浄、乾燥してキレイにします。それを新しい側生地に充填し羽毛布団を作成します。その際不要となった古い側生地ゴミは、ゴミ処理業者に委託して処分しております。
毎回1,300㎏前後の生地ゴミを処分しており、布団にすると大体1,000枚くらいの量になります。1,000枚と言うと中々イメージ尽きずらいですが、2枚目の写真が布団20枚。これの50倍の数です。

布団は打ち直しすることにより、新品同様に生まれ変わります。